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’98 魚象派展    雑魚寝館主催

 

 

   第一回  魚象派展  1998.11.20

      十人魚色 泳ぎ出す、語り出す、淡水魚アートワールド

      淡水魚を創る・描く「つわもの」が、雑魚寝館に顔を揃えました。
 

                     
                                                 絵 安川眞慈

 

川合 敏久 (大阪・彫刻) 松永 正津 (大阪・美術魚拓)
藤原 賢二 (大阪・彫刻) 栗林 文夫 (京都・ガラス工芸)
成原 良征 (岐阜・彫刻) 渡辺 一行 (栃木・クラフト工芸)
田中 鱗水 (和歌山・彫刻) 平野 明   (岐阜・ペーパークラフト)
武内 朋之 (北海道・ボールペン画) 千葉 圭介 (大阪・立体ジグソー)
豊丘 秀治 (大阪・墨絵) 塚本 修   (大阪・立体造形)
安川 眞慈 (奈良・墨彩画/書) 松雄 昭典 (栃木・陶芸)
吉岡 和仁 ((大阪・ルアー) 中川 雄三 (山梨・写真/彫刻)

 

 

         ”第一回「魚象派展」”が大阪雑魚寝館で開催されました。その前に「雑魚寝館」に
          ついてちょっと触れておきます。
          雑魚寝館は淡水魚に興味のある人々が集い、紅茶を飲みながら語らう自然遊泳ス
          ペースとして’95年の秋に誕生した淡水魚ミュージアム茶論です。
          日本産淡水魚専門の私設水族館そして日本産淡水魚をモチーフとしたアートやクラ
                 フトから雑貨までを集めたお店なのです。
          オーナーの亀井哲夫さんは雑魚の魅力に目覚め私邸に魚を飼い淡水魚の研究に勤
          しむ一方で淡水魚をモチーフにした作家たちの作品も集められておりオリジナルデザ
          インによるZACCOブランド品も数多く並ぶ予定だそうです。
          魚象派展は淡水魚を創ったり描いたりするつわものたち の作品を発表する場でもあり
        ます。
       最近では魚象派展依頼雑魚寝館にもすっかりご無沙汰してますのでその後の展開が
       気になっているところです。

 

左より雑魚寝館館長 亀井哲夫さん、彫刻家 川合敏久さん、そして私

 

 

 

 

 


        
             −伊藤かずえの南紀黒潮の博物館−



              テレビ番組「遠くへ行きたい 」の取材ロケで工房リンスイに 女優の伊藤かずえ
              さんが旅する人・レポーターとしてお見えになりました。
              今回の旅は紀伊半島の海岸線を走る紀勢本線和歌山県の南部田辺市か
              ら白浜すさみへと黒潮流れる町に海の生き物・自然・そこに暮らす人々の
              生活を訪ねます。

                                                                                                              '98.9.24         
         その中で魚を専門に彫刻をしている町のアーティストとして私の木彫魚を取材していただくこ
         とになりました。
         取材の後半にはなんと彫刻の作品を撮影している間に彼女はカレイの木彫に挑戦してくだ
         さって片隅に置いてあった作品をみながら器用にもカレイをそれなりの形に仕上げていました。
         お見事です。裏にはいとうかずえとサインが刻まれていました。

 


 

    サライ  '975/15  トピックス  銘木で作る魚たち

           大人の生活誌「サライ」。サライとはペルシャ語で「宿」の意味だそうです。
           今回サライ10号で「鱗水の木彫魚」を紹介していただきました。取材に当たって
           は編集部デスクの庄野さんそれにBE-PAL雑魚党でもお馴染みの鹿熊勤さんが
           来られ「銘木の魚」とはどのようなものなのか、材料となる木材のどの部分を使い
           どのような魚に生まれ変わるのか、その辺のところを篤と取材していただきました。

小学館 サライ

 

   

   

   

    今回取材して下さった鹿熊勤さん 、木についても魚についても知識が豊富でお互い話題は
    尽きることなく談義に花が咲き取材は楽しい一日となりました。
    作品が見られる東京の新木場そして作業場さらに自宅の一室を駆け回っていただき大変
    ご苦労様でした。

大鋸一丁で木を捌く木挽き職人

    取材から数日後、鹿熊さんから一冊の本が送られてきました。
    その本とういうのは取材の時に聞いていたのですが私と同じく木を読むいう共通したところ
    があり木挽き職人である林以一著の 木を読む 
小学館(取材・構成 鹿熊 勤) という本であった。
    現存する最後の江戸木挽き職人が綴る長年関わってきた木挽きの仕事と木に関するお話
    である。

小学館  林 以一著

    巨大な丸太を板に柱にと機械を一切使わず大鋸一丁で狙い通りに捌いてしまう。
    長年色んな木を扱っているとその木の癖や性質を熟知し外観から中の様子がわかるように
    なるというのは頷けます。
    「木とういのは、一面から見ればどれも一長一短ありますが、その短所をあえて欠点と切り
    捨てずいいところはないか、うまい使い方はないか、つまり適材適所を考えてきたのが日本
    人だと思うんです。」と本文にある。私の木の使い方もまさにその通りで用途次第で短所が
    長所に転じるということに繋がります。いいところはいいように悪いところも使い方次第では
    よくなるということです。
    私の作品では全てがそのようなものばかりではありませんが材料探しではついそちらの方
    に目がいってしまいます。傷や欠点となる部分にはかならずといっていいほどおもしろい部
    分が存在するのです。それを決して見逃さないこと。
    素直に育った木では味がなくまた苦労して育った木は一癖も二癖もあり一筋縄ではいかな

    
い。そして木取りに悩まされる。がそんな木こそ味がでるんです。そういうところでは氏と相
    通じるところがあり、やはり木を愛でる文化を背負った日本人のこだわりというものなのでし
    ょうか。

 

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